代表取締役 ／ 管理建築士

丸山 宏樹-HIROKI MARUYAMA-

二級建築士・ 建築大工技能士 ・福祉住環境コーディネーター

ものづくりの街・新潟県三条市（旧栄町）で大工の長男として生まれ、幼い頃から父の背中や職人仕事を見て育った少年時代。この頃に感じた職人やものづくりへの憧れが、自分の根っことして今も息づいています。
「日本の技術を、文化をもっと知りたい」と地元を離れたのは、18歳のときのこと。伝統文化が色濃く残る京都の大学へ行き、歴史的建造物に囲まれながら日本史や民俗学を専攻。日本という国における人々と暮らし、文化との結びつきについて造詣を深め、改めて手仕事の意義を再考する機会となりました。卒業後は父が営む丸山保行建築に入職し、理想の家づくりとは何かを模索しながら、大工としての知識・技術を身につけるべく日々邁進していた20代。
その後、30歳となるのを機に、より深く家づくりへの研鑽を積むため、地域に根ざす循環型工務店の先駆者だった福島の住宅会社の門をたたき転職しました。国産無垢材や自然素材、木組みによる在来工法など日本建築ならではの優位性や、環境に目を向けた家づくりに携わり、現場監督として13年、約100棟ほどの新築・リフォームを手がけてきました。のちに他社へ移り、職人技術を結集した自社一貫性の家づくり、地域資源の活用、木材加工技術を活かした異業種コラボなどに関わり視野を拡げていくうちに、自分の理想に挑むことを決意。2020年、小江戸・川越を拠点に「tsuba-kronos」ブランドを先行して立ち上げました。ほどなくして、「株式会社さかえ」を設立。確かな腕を持つ職人集団たちとタッグを組み、古き良き日本の伝統建築の技と心を活かしながらも、常識にとらわれない、新しい家づくり・ものづくりを展開しています。